漢方治療

だるさ・疲れでお悩みの方

はっきりとした身体の病気でもなく、精神的な病気でもないのに、なんとなく調子が悪い、からだのあちこちが痛い、気分が重い、なにをするのもつらい・・・・・。

原因不明のからだの不調が続いたら、その背景には「ストレス病」が隠れているかもしれません。

 

職場での人間関係の悪化、仕事での責任や不安、経済不安など、多くのストレスのもとが社会では降り注いでいます。社会だけに限らず、家庭においても、夫婦の関係や子供に関すること、親の病気や看護など、さまざまな悩みがあります。女性は、毎月の女性ホルモンの変化、妊娠・出産、更年期といったからだの内側の環境が変化しやすいといったことも、引き金となります。

 

ストレスが続くことにより、本人が思う以上にストレス病が進行していることもあります。

不安、いらいら感などが現れたり、疲れやすい、眠れないという症状があらわれたら、十分な休養をとったり、散歩や趣味などで時々ストレスの元から距離を置くことも大切です。本人が思う以上にストレス病が進行していることもあるので、症状がいつまでも続くようでしたら、専門家(心療内科やカウンセラーなど)に相談してみることも一つの方法です。

 

ストレスの治療には、西洋薬(抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬など)でまず症状を落ち着かせ、それから自立訓練法や行動療法でストレスに対する抵抗力をつけていきます。漢方薬は、副作用も少なく、長期使用しても依存の心配がないので、西洋薬の減量や中止の際に頼もしい存在になります。

 

◆ストレス病に使われる漢方薬◆

柴朴湯、加味帰脾湯、柴胡加竜骨牡蛎湯など

 

また、ストレスだけでなく人間のからだは加齢とともに回復力が低下していきます。抵抗力が落ちることにより、倦怠感や食欲不振などの症状も現れたりします。漢方薬は、誰もが本来もっている免疫力や造血機能、消化機能などを引き出して体内を活性化させる力があり、生体の力を補うことができます。

 

◆体力強化の漢方薬◆

補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯など

 

日常生活で気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。