漢方治療

肥満・高脂血症でお悩みの方

最近、お腹まわりにたっぷり脂肪がついて、スカートやズボンがきつくなったとお悩みの方、いませんか。

お腹のぜい肉が気になって仕方がないのに、食欲旺盛で食べることを抑えられず摂取カロリーのオーバーや、老化や運動不足による基礎代謝の低下、慢性の便秘など、肥満の原因は色々あるかと思います。

 

 

 

漢方では、肥満を『固太りタイプ』と『水太りタイプ』に分けて考えます。

 

◆固太りタイプ・・・筋肉質でがっちりしたタイプ 

◆水太りタイプ・・・色白で汗をかきやすく、疲れやすい。皮下脂肪の多いタイプ 

 

固太りタイプには防風通聖散、水太りタイプには防已黄耆湯などの漢方薬を

体力や症状に応じて使い分けます。

 

防風通聖散は、体力があり便秘がちな人に良く使われます。皮下脂肪だけでなく、

内臓脂肪を燃やし、基礎代謝量をアップさせる働きがあります。

防已黄耆湯は、利尿作用があり、水分代謝を良くします。膝の腫れや痛みにも有効です。

 

また、肥満は高脂血症(脂質異常症)などの生活習慣病を引き起こす傾向が高まりますので注意が必要です。

 

高脂血症(脂質異常症)とは、血液中の脂肪が異常に多い状態をいいます。

血液中の脂肪が増えても痛みがあるわけではありませんが、放置しておくと動脈硬化がおこり、

最終的には心臓病や脳梗塞になる恐れがあります。

 

高脂血症の治療には食事療法や生活習慣の改善(運動や規則正しい生活)、

適正な体格の維持が不可欠です。

 

肥満を治すことが高脂血症の治療につながるというわけです。

現代では肥満も病気としてとらえても良いのではないかという考えも高まってきています。

 

脂肪が必要以上に多くなってくることにより、高脂血症だけでなく

糖尿病や高血圧などの病気を引き起こす可能性が高くなることは確かですので、

今後の健康のためにも、肥満をあなどらず、適正な体格の維持をしていきましょう。

お悩みの方は一度ご相談くださいませ。