漢方治療
食欲不振でお悩みの方
食欲がない、食べたくないなどの食欲不振になったことはありませんか。
食欲不振の原因は消化器機能の低下や精神的ストレスによるものが考えられます。
食べ過ぎや飲みすぎ、睡眠不足や疲れなど、日常生活の乱れにより
起こることもありますが、何らかの疾患が原因(胃がんや膵炎、胆石など)となっていることもあります。また、若い方によくみられますが、極度なやせ願望により、神経性の食欲不振症をわずらっている場合もありますので注意が必要です。
漢方では一時的に起こる原因と慢性的に起こる原因の双方から見ていきます。
原因となる部分を取り除く治療とからだの不足部分を補う治療を行います。
原因となる治療は西洋医学の薬、食欲不振に対しては漢方薬というように、
使い分けて併用することもあります。
西洋医学的治療で改善しても中止すると元に戻ってしまったり、
副作用(下痢、腹痛など)のため服薬を続けられない方や
長期の西洋薬服用に対する副作用が心配な方などに漢方はおすすめです。
◆食欲不振に使われる漢方薬の一例◆
●六君子湯・・・・・体力の低下した胃腸の弱い方、疲れやすい、神経性胃炎、消化不良、嘔吐、胃痛など
●補中益気湯・・・体質虚弱、体力の低下した人で、倦怠感、貧血症、多汗症、 夏やせ、寝汗など
●平胃散・・・・・・・体力中等度の人で、胃のつかえやもたれ、下痢など
●半夏厚朴湯・・・体力中等度以下で食道部に異物感があったり、吐き気 神経性胃炎、つわり、不眠症など
●人参養栄湯・・・体力の衰弱した人で、疲労倦怠感、精神不安、寝汗、貧血、手足の冷えなど
よくあることと軽視せず、繰り返し起こすようでしたら、念のため一度診察を受けられてみてはいかがでしょうか。
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